秩父市・豊島区共同記者会見
東京都豊島区と秩父市は西武線の始発・終点をもとに、35年間の姉妹都市関係にあり、さまざまはスポーツ・文化交流を行って参りました。そのような折り、平成26年の「消滅可能性都市」の指摘をきっかけに、お互いに持続発展可能な「都市と地方との共生」を目指していくこととなり、「生涯活躍のまちづくり」、即ち、豊島区・秩父市版CCRC が具体的な形となりました。
主な内容は、移住者を呼び込むだけでなく、現在お住まいの市民の皆さんもメリットを享受できるよう、生涯活躍のまちづくりに必要な基本機能、例えば居住、医療・介護、就労支援などといった機能を充実させていくことです。若者を含む多世代を対象とした「総合事業(移住・交流促進事業)」とアクティブシニアを対象とした「モデル事業(拠点整備事業)」の2 本柱で進めていることが、大きな特色です。
このモデル事業は「花の木プロジェクト」として、閑静な文教地区である上町3 丁目の市有地を活用して、公民連携(市と公募選定の株式会社コミュニティネット)により、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)及び地域開放型の交流施設を整備します。
この取り組みは、姉妹都市連携を基本としている点、総合事業とモデル事業の2本立てとしている点、など日本初のCCRC事業であり、秩父市の減り続けていく人口減をくい止める大きな施策になると確信しております。