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一般質問3日目

一般質問3日目

3人の議員から質問を受け付けました。

今回の台風19号では、半年分の雨量を2日間で降るというかつてない記録的な大雨となりました。このため同じ雨量の長野県側の千曲川は貯水ダムがないため、リンゴ農家など下流域で甚大の被害を引き起こしました。一方、秩父市では、4つのダム(貯水量1億4,325万m3、東京ドーム115個分)と秩父地域の森林(貯水量8,900万m3、東京ドーム72個分)で、下流域を守ったといっても過言ではありません。因みに、この緑のダムは、コンクリートのダムの貯水量の約6割に相当しております。今後、森林環境譲与税を充当して、森林整備を促進して参ります。

一方、台風15号や北海道胆振東部地震ではブラックアウト状態となり、このため経産省では電力ネットワークの強靱化を進めております。電力システムを構成する発電所や送電線の一部が破壊されても停電を起こさずに消費者に電気を届けられる能力を「レジリエンス」能力と言いますが、このレジリエンスを地域で高めるよう経産省では進めており、電力を分散型するために、地域で太陽光発電と蓄電池に対して補助するよう動き出しております。

秩父市は山間部であり、通産省の指摘する「復旧難航地域」になる可能性も高く、このため、再エネ・蓄電池・EVなどを、避難所などの社会的重要施設に導入拡大する一方で、災害時の倒木で電線等を切断しないよう森林環境譲与税でその保全を積極的に行い、ブラックアウトに陥らないようにしたいと存じます。そして、万が一の場合には、配電系統を秩父市(秩父新電力会社)で管理し、責任もって維持・運用し、地域レジリエンスを向上していくよう努力して参る所存です。

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