橋立浄水場
秩父広域市町村圏組合水道事業の基幹浄水場の一つとして、95年の歴史をもつ橋立浄水場に、新たな中央監視施設を備えた管理棟が竣工できました。
橋立浄水場の始まりは、町の中心部において大火災が発生した明治11年に、迅速かつ安定的に使用できる消火用水を確保する必要を痛感させられ、その手痛い教訓から、衛生的な飲料水と消火用水の供給を目的とした「秩父に水道を」との懸案から、水道の建設に取り組むことに至ったものです。
最初に、水道問題が秩父町議会の議事録に現れたのが、大正5年の定例議会で、その後、多くの方々のご尽力により、橋立浄水場の築造工事が始まりました。建設途中の、大正12年には関東大震災に遭遇しましたが、翌年、大正13年の完成とともに県内で初めて給水を開始しすることができ、現在は、浄水能力1万8千トンの施設として稼働しております。
この、県内で一番古い浄水場も、老朽化が進み、水源環境の変化もある事から、今後も更新事業に至ったものです。
この管理棟は、設計・施工監理業務は株式会社日本水道設計社様に、浄水場の機械及び中央監視設備は荏原商事株式会社様に、建物本体の施工は地元企業である、株式会社斎藤組様にお願いしました。
広域化はゴールではなく、水道事業が直面する様々な問題への挑戦の始まりであり、安心・安全でおいしい水道水を安定供給するために、「水道局」が一丸となって邁進してまいります。
The Completion Ceremony of Water Purification Plant
This plant is the oldest in Saitama Prefecture and it’s outstanding to has been working the water supply during 95 years to over 30 thousand people. But this facility has been deteriorating year by year, it had made me decide to reconstrate this plant, which costed ¥1.2 billion=$140 million. Just the same, I wish I could prepare safety and tasty for the water to 110 thousand people forever with this new plant.