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Columnコラム
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皆さんは、ドローンが飛んでいる姿を見たことはありますか?
ドローン= 小型無人航空機は、ここ数年で一気に有名になりました。
このドローンに関して、日本でも最先端の実験が、秩父市内で繰り返し行われています。
先日は、浦山ダムで、国内で2例目となるドローンの完全自律飛行による物流実証実験が行われ、29社ものマスコミが取材に来ました。
実験は、楽天(株)が中心となり、東京電力ベンチャーズ(株)、(株)ゼンリン、そして秩父市の4 者で実施し、ダムサイトからネイチャーランド浦山まで2.6 ㎞の距離を、大型の産業用ドローンにバーベキュー用品を搭載して、約10分かけて自動配送しました。
実験は見事に成功し、国が目指すドローン物流の実現に向けた大きな一歩となりました。
秩父市は、山間部にあり、ドローンの活用は、災害時の対応はもちろん、有害鳥獣対策・森林管理や道路管理・インフラの点検、さらには買い物難民支援など、多くの行政課題を解決できる可能性を秘めています。
一方で、ドローンには、落下の危険性や不正行為に使われるリスクもあります。
現在、国がドローンの飛行に関するルール作りを進めていますが、秩父市での取り組みが、こうしたルール作りにも関係しています。
ドローンによる自動配送や空飛ぶタクシーなど、映画やS F 小説で描かれていたような未来社会の実現が、すぐそこまで到来していることを実感しています。
安全を担保しながら、秩父市が先端産業の集積地となるよう、ドローンによるまちづくりを推進していきたいと考えています。