コミュニティ懇話会
町会長に最新の市政の状況をお伝えするコミュニティ懇話会を開催しました。12月議会で20件の議案について説明し、また、昨年の5大ニュースなどをお話ししました。
一般質問の「秩父の医療は後退してるか?」に対し、市長の考えをお伝えしました。秩父で医療が完結できれば一番良いのですが、しかし地域に派遣して頂いている大学の医局に医師が少なくなり、その結果、地方の病院では医師不足となっております。また、医療の進歩はめざましく、多岐にわたっております。ですから、この現状を踏まえ、脳梗塞や心筋梗塞となった場合には、ドクターヘリなどを使い、直接、秩父外の大学病院や日赤などで最先端、最新の医療を受け、必要があれば、秩父でその後のリハビリや介護などが受けられるようにするのが最良だと思っております。私も、このような第3次医療機関と連携が取れるように、直接、大学病院等に伺い、秩父の患者さんを診て頂くようお願いをしております。
また、産科の状況もお話ししました。分娩数はこの表やグラフのように減少してきており、平成30年は400人台となります。このように出産数ですと、2件の産科施設の経営は無理となります。ですから、今の一件の産科施設に埼玉医大から産科医師を週3名派遣して頂き、市立病院からは助産師を派遣しています。これが現状の医師不足の状況には最良の方法だと考えています。
関連して、この表に示すように、秩父圏域外のお産が平成29年には前年より増えております。これは「里帰り出産」が増えていることを物語っております。つまり、秩父のお産を守るべく、また救急も含めて医療機関が必死で頑張っています。是非、皆様にもご理解とご協力をお願いします。